第22章 時間
時間を知る上での問題とその解決方法について、以下の観点から解説します。
(22-1) 時間概念を理解しにくい場合
残り時間を視覚的に表示できる時計があります。
(22-2) 時計の針や文字盤が見にくい場合
文字盤を大きくした時計がいくつか市販されています。また、時間を音声で読み上げてくれるものもあります。
(22-3) 時計のベル音が聞き難い場合
ベル音を振動に変えて知らせてくれる時計があります。
(22-4) 時計の近くまで移動できない場合
移動に困難がある場合、その視野に時計がない限り時間の確認は困難です。夜中に時間を確認するのも照明がないと難しいと考えられます。
(22-5) 音も聞こえず文字盤も見えない場合
盲ろうの人にとっての時間確認は、特殊な時計を必要とします。触読時計のように、触れることで時間を知ることができる時計があります。