第24章 記録・管理
記録をとることに障害が生じることがあります。文字を理解できない人が記録をとることは困難ですし、視覚障害を持つ人がメモをとることは容易ではないでしょう。こういった場合、音声記録装置(ICレコーダー)を用いれば、音声で簡単に記録が残せます。
また、視覚障害を持つ人のコンピュータ上に記録したデータ管理を音声を用いて補助するソフトウェアも開発されています。
(24-1) メモや記録がとれない場合
障害によっては、メモをとるのが困難であったり、それに時間がかかったりする場合があります。これまで、テ−プレコ−ダを利用してメモ代わりをすることも可能でしたが、装置が大きく、どこでも簡単にという問題が有り、また、記録内容の再生、整理も大変でした。
音声をそのままデジタル録音するICレコ−ダを用いれば、比較的簡単にメモをとることが可能になります。
最近では、デジタル録音機能がパソコンや携帯電話にも含まれていますので、それを利用するのもいいでしょう。
(24-2) データやスケジュールなどの管理ができない場合
記憶できてもデータやスケジュールなどの情報を整理できないために、生活に支障が出る人もいます。ここでは、そんな人を助ける機器やスマートフォン向けアプリを紹介しています。