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第4章操作の速度を向上させたい


障害によってはキーボード入力を行うのに随分時間を要することがあります。特に、スキャン入力法を用いる場合に顕著です。また、キーを押す動作そのものが体の負担になる場合もあるでしょう。そのために、効率よく入力を行う方法がいくつか考えられています。


1つは、略語法(Word Abbreviation)と呼ばれる方法です。例えば、「wn」とタイプすれば、「私の名前は」と入力できる方法です。ワープロの中に、辞書登録機能がありますが、これを利用して自分自身の辞書を作成するのも1つの方法です。


2番目は、キーボードに特別な機能を組み込む方法です。例えば、ファンクションキーにある特定のアプリケーションソフトを呼び出す命令を組み込むこと等で自動化することが可能です。


3番目は、単語予測法(Word Prediction)と呼ばれる方法です。文字を入力すれば、その単語を予測してくれるシステムで、例えば、「わ」と入力すれば、「わたし」、「わかる」、「わるい」等の単語や文章をメニューとして提示してくれるシステムです。ユーザーはそれらの単語を選択すればよいわけで、1文字ずつ入力するよりも時間の節約になります。


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