2011年10月22日開催「障害のある子どもの高校入試を考える」シンポジウム
[ 2011年10月16日 ]
「障害のある子どもの高校入試を考える」シンポジウム
インターネットやタブレットPCの普及により、学習に困難があった子どもたちの
学習環境が大きく変わりつつあります。鉛筆を持てない子どもはワープロで
字を書く事ができるようになり、教科書が見えない子どもは拡大ソフトを使ったり、
音声読み上げソフトを利用して学習できるようになってきています。
こういった技術は、読み書きが苦手な子どもたちにとっても効果的だと
多くの研究が示しています。読みの苦手な子どもたちも、読み上げソフトを使えば
内容を理解する事が可能ですし、書くのが苦手な子どもたちの中には
ワープロを使えば長い文章を書く事が出来る子どももいます。その一方で、
こういった技術を活用した教育には以下のような疑問を抱く人が多いのが実情です。
・鍛えれば読めるようになるのにICTは不要では?
・ICTは学習の妨げになるのでは?
・ICTを使わせたいが入学試験では利用できないのでは?
このシンポジウムでは、ICT、特別支援教育、制度について専門家の話題提供を
受けて、研究者・当事者・教師・行政関係者を討論者に迎え、これからの
障害のある子どもの入試を自由に論じ、向かうべき方向を整理してみたいと
考えています。
● 主催:東京大学先端科学技術研究センター・佐賀県
● 共催:日本マイクロソフト株式会社・富士通株式会社・ソフトバンクグループ
● 後援:文部科学省・厚生労働省(予定)
● 日時:2011年10月22日(土)午後1時〜4時15分
● 会場:東京大学 安田講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
本郷キャンパスへのアクセス
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
安田講堂
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_01_j.html
● 参加費無料,予約不要
【プログラム】
12:30‐13:00 受付
13:00‐13:10 開催主旨説明・挨拶
13:10‐13:40 話題提供1
「なぜ今、障害のある子どもの高校入試を考えるのか?
−能力を活かせない社会と追い詰められる子どもたち−」
中邑賢龍(東京大学)・障害のある当事者
13:40‐14:10 話題提供2
「ICTを活用して学力向上を目指す障害のある子どもたち
−最新の支援技術とは?−」
巖淵守・平林ルミ(東京大学)
14:10‐14:40 話題提供3
「障害のある子どもの高校入試の現状と合理的配慮という考え方」
近藤武夫(東京大学)
14:40-15:00 休憩
15:00‐16:00 指定討論
「みんなで入試を考える −大胆と思われる入試の提案と検証−」
指定討論者:
上野 一彦(大学入試センター 特任教授)
神山 忠(岐阜特別支援学校 教員)
品川 裕香(教育ジャーナリスト)
樋口 一宗(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)
森本 登志男(佐賀県 最高情報統括監)
16:00‐16:15 総括・閉会挨拶
◆お問い合わせ先◆
DO-IT Japan事務局
〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1
東京大学先端科学技術研究センター3号館309
電話・FAX:03-5452-5490
http://doit-japan.org/
info@doit-japan.org (担当:玉利)
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