DO-IT Japan夏季プログラム特別企画・一般公開シンポジウム開催(8/7)
[ 2014年08月01日 ]
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DO-IT Japan夏季プログラム特別企画・一般公開シンポジウム
「試験の合理的配慮を実現するICT活用の具体的モデル」
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発達障害(読み書き障害や書字障害),肢体不自由,視覚障害等,
障害のある児童生徒にとって「紙と鉛筆の試験」は大きな問題です。
例えば,答案の筆記にワープロが使えたり,問題を読むときに
音声読み上げ機能が使えたりと,障害のある生徒が差別なく
参加できるような配慮が合理的配慮として認められない場合,
試験は高校や大学への進学を阻む社会的障壁となります。
障害者差別解消法の可決成立に続き国連障害者権利条約が批准され,
2016年4月から教育場面での合理的配慮の提供が義務化される
ことになりました。インクルーシブな教育の実現に向け,全国の
教育現場の状況は急速に動き始めています。試験での合理的配慮としての
テクノロジーの利用にも具体性が必要です。
DO-IT Japanでは2007年から,児童生徒とともに,高校や大学の
入試選抜で,ワープロや音声読み上げといったテクノロジー利用の
可能性について実践を積み重ねてきました。本シンポジウムでは,
障害のある児童生徒が受験する上で必要な配慮があり,かつ他の
生徒と不公平とならないよう配慮した環境を全国の学校でICTで
構築できるよう,具体的な活用モデルを提案します。
またシンポジウムの終わりに,DO-IT Japan 2014夏季プログラムの
修了証授与式を行います。今年のスカラー(参加者)たちに暖かいご声援を
いただければ幸いです。
<開催概要>
日時: 2014年8月7日(木) 13:30〜17:00
場所:東京都目黒区駒場4丁目6番1号
東京大学先端科学技術研究センター
3号館南棟ENEOSホール (一般公開シンポジウム)
4号館2階講堂 (交流会)
地図: http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/
参加予約:必要(後述の「お問い合わせ・参加申し込み」をご参照ください)
参加費:無料(交流会参加者のみ軽食費千円を当日懇親会会場にて申し受けます)
※当日の会場には要約筆記による情報保障あり,車いすでの会場への入場可能
<プログラム>
■ 13:30 - 15:00 シンポジウム前半
話題提供
「高校・大学入試における合理的配慮とテクノロジー利用の実際
〜WindowsやWordなど一般的ICTを利用した環境構築の実例を提案〜」
近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター・准教授)
巖淵 守(東京大学先端科学技術研究センター・准教授)
平林ルミ(東京大学先端科学技術研究センター・特任助教)
新谷清香 (東京大学先端科学技術研究センター・学術支援専門職員)
DO-IT Japanスカラー
DO-IT Japan保護者
■ 15:00 - 15:20 休憩
■ 15:20 - 16:30 シンポジウム後半
ディスカッション
「全国の高校・大学入試での合理的配慮としてのテクノロジー利用の今後」
[司会] 中邑賢龍(東京大学先端科学技術研究センター・教授)
■ 16:30 - 17:00 「DO-IT Japan 修了証授与式」
[司会] 西村幸夫(東京大学先端科学技術研究センター・所長)
*来賓の方々からのご挨拶を含みます
渡辺正実(文部科学省高等教育局学生・留学生課 課長)
井上惠嗣(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 課長)
加治佐俊一(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 最高技術責任者)
加藤晋平(ソフトバンクグループ/株式会社エデュアス 取締役)
加藤公敬(富士通株式会社 デザイン戦略担当 シニア・バイスプレジデント)
長谷川寿一(東京大学 理事・副学長)
■ 17:30 - 19:00
「公開シンポジウム・DO-IT Japan参加者の交流会」
※交流会参加者は,軽食費千円を当日懇親会会場にて申し受けます
<お問い合わせ・参加申し込み>
以下の予約サイトで参加申し込みをお願いします
http://kokucheese.com/event/index/197460/
DO-IT Japan事務局
〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1
東京大学先端科学技術研究センター 3号館309
電話: 03-5452-5064
メール: inquiry@doit-japan.org
ホームページ:http://doit-japan.org/