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第1章キーボードを押しにくい

コンピュータは、通常、キーボードを通じて命令やデータを入力します。しかし、様々な理由によりキーボードが押しにくい場合があります。ここでは、以下の6つのケースに分け、それぞれの解決手段を紹介してみます。

(1-3)キーを押さえると離すことが出来ない場合

コンピューターのキーボードは押さえたキーを押し続けると連続してそのキーが入力される様になっています(リピート機能)。キーリピート機能は、Windowsでは「フィルターキー機能」と統合されており、macOSではシステム環境設定の「キーボード」から設定可能です。
これは人によっては便利な機能ですが、一度押さえたキーを離すのに時間がかかる人にとっては、意図せぬ入力が行われてしまう不便な機能だと言えます。

緊張が強く一度押さえるとキーをなかなか離せない、筋力が低下して、あるいは、随意性が低いためにキーから指を離すのに時間がかかる人の誤入力を防ぐには、キーリピート機能を解除するのが有効です。この機能も「1-1:片手でしか入力できないのでキーボードが使いにくい場合」で紹介したキー入力補助ソフトウェアに含まれています。


[説明の絵]

図4. キーリピート機能の解除